日本の水際対策がようやく撤廃され、 更に円安も相まって多くの外国人観光客が来日しているのは周知の事実です。
それにともない日本の、主に東京の宿泊料金が水際対策時に比べ数倍に上がっていますが、
ホテルは満室状態で、観光業界は長い長い冬をようやく抜けた春が到来した状態です。
更にこの無駄なマスクがなくなれば更に来日する観光客は増えるのではと予測されます。
コロナ前の状態で、官公庁の情報では2019年。日本国内の延べ宿泊者数は「約5億9,590万人泊」
この人数を超える勢いになる可能性もあります。
目次
ホテルの人員不足が深刻
ようやくの春を満喫しているホテル業界ですが、満喫できているのは働く人を確保出来ているホテルに限ります。
ホテル業界はいつ開けるともわからないコロナに耐えるために、ほとんどの人員を切ってしまっています。
切ってしまった人たちの行き着く先は、介護でした。
例えば介護の厨房であれば、毎日決まった人数分を土日などの繁忙期もない状態で
作るのはコックとしてはホテルよりも楽です。
介護施設側も「もと〇〇ホテルのシェフが料理を作ります」なんて言ったら宣伝になるので
実はコロナ禍でwinwinが出来上がっていました。
そうなるといざ、ホテル側が戻ってきてほしいと言っても、中には戻ってくる人もいるかもしれませんが、
楽に同じ作業で安定的に稼げるのであればそっちに行ってしまう人も多くいるようです。
僕の直接の知り合いからの情報でもベッドメイキングからブライダル料理を皿を運ぶ人まで
すべて足りないという状態らしく、
東京では皿を運ぶだけで時給1800円とかあるみたいです。
それでも、人がなかなか集まらない状態らしく、大変なようです。
このままだとせっかく外国人観光客を受け入れることが出来ません。
国は民泊の規制を下げてきた
観光客を回せなくなるので国は、 来年度から民泊の規制をゆるくします。
現状、民泊をするにはかなりの障壁があり、実質それやるの難しいよね?
という状態。
ところが、特区と呼ばれるエリアだと、自治体に届け出を出すだけで、
民泊が開業できるという状態になっています。
そのエリアを広げるのか何なのか忘れましたが、規制がゆるくなり、
民泊をやりやすくするようです。
ただ、僕はほんとに民泊のような個人でやるものが外国人の多様性に耐えられるのか
ちょっと疑問です。
田舎の人が外国人の多様性に耐えられるのか?
東京大阪ならいざしらず、ちょっと田舎な例えば僕が住む愛知県なんて、ほとんどの人が
県外にも出ずにずっとその場に居続けるようなエリア
多様化する世界に対してガラパゴスびっくりな保守派&高齢化のこの日本において、
ましてや、そんなエリアの人が民泊とかしてもホントにできるのかなと。
世界のITテック企業にインド人が多い理由
Facebook,google,Amazonなどの世界に名だたるITのテック企業にここ5年位で
インド人が社長になるケースが増えています。
この理由は、もちろん彼らが優秀というのは間違いないのですが、実はインド人にしか出来ない能力があるのです。
それは、混沌の中で実力を発揮する能力です。
インドという国は人口や富裕層も多いですが、貧困層もめちゃくちゃ多い国です。
貧富も知識も何もかもがカオスの状態で生き抜きその力を発揮する。
世界で戦うには何人がどんな状態だろうかやりきる。
そういう力が彼らを世界の名だたる企業の社長におしあげてきたとのことです。
整理整頓されすぎた日本
では、ここ日本はどうでしょう。街を見ても信号を無視する人は少ないし、
行列は何も言わなくても並びます。
せいぜいハロウィンでちょっと暴れるくらいです。
右向け右しすぎて人種的なのかなんなのかわかりませんが、
この国には優等生が多すぎて日常が戦いなんてことは無いとは言いませんが、
少なくとも高学歴と呼ばれる人で言えばほぼ皆無ではないでしょうか。
絶対に混沌で実力を能力は身につく環境にはありません。
そんな国で育った我々が個人で民泊をポンってやってみたところで果たしてうまくいくでしょうか?
大丈夫な方は大丈夫だと思いますが、楽そうだから、人に任せてなんて考えている人がいれば
痛い目に合うかもしれませんよ?
コロナ 水際対策緩和で外国人旅行客増加も人手不足が課題に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221030/k10013875161000.html