効率良くタスクをこなす事で作業や仕事、家事などのやりたくない事とは無縁の自由な時間が増えるはず。
そう思ってタイムマネジメント系の本を何冊か買った人もいるだろう。
しかし、時間を効率的に使っている人ほど、時間が無さそうに見えるのは僕だけだろうか。
僕の知人でも1日に1000件のメールを確認しながら、営業、管理、ミーティングをこなす人がいる。
その人は1日24時間じゃ全然足りないという。
それはそうですよね。
そして僕の知人とは対照的に「牢屋に閉じ込められ、自分の意思で時間を使う事が出来ない囚人」がいたとする。
その囚人は自由な時間が無いのにも関わらず時間が無いとは思わない。
いや、思えないだろう。
余談になるが囚人の話を詳しく聞きたい人が居れば金澤さんに聞いてみると分かるかも知れません。あくまでも「分かるかも」です。
話を戻して、
つまり、どんな状況であれ
時間を使わなければ「時間はある」と感じ、どれだけ効率良く時間を使ったとしても時間を使ってしまえば「時間はない」と感じる
というのが僕の考えだ。
書店のビジネスコーナーに大量の置いてあるタイムマネジメント本を片っ端から買い込み、それらを完璧にマスターし大量にタスクをこなせるようになっても、
スマホ1つですら無限にタスクの増やせる現代社会において、タスクの大量処理をいくら習得し、今の自分の2倍の作業量をこなせるようになったとしても、
今までと変わらず同じように時間は減る一方だ。何の意味も無いのように思える。
つまりタスクを大量こなして時間を増やすという考え方自体が崩壊しており、
人間には24時間を増やす事は出来ない。という当たり前の現実が転がるだけではないだろうか。
これまでの反省点を踏まえ、
囚人のように時間があると感じるのに必要なことは、「行動の選択」や「やらないと決める事」ではないだろうか。
なんて言うと聞こえは良いが、
本質的には「どれだけ出来る事を諦め、ぼーっと出来るか。」
これこそが時間があると感じる事が出来る特効薬なのでは無いかと思う。
幼い頃の車での長距離移動。今とは違いスマホもゲームも無く、何も出来ずに数時間暇と戦ったあれだ。
あれが24時間も続けば、恐らくは24時間が27時間にも感じる事が出来るのではないだろうか。
さて、僕のような素人が考えると、このような暴力的な結論に落ち着いてしまうのだが、
僕の知り合いで超売れっ子ビジネス本作家の石川先生が「1日を27時間にする思考法」という本を出版しています。
僕はまだ読んで居ませんが、きっと僕には思いつかない魔法の様な方法が書かれているに違いありません。
皆さんも是非一度お手に取ってみては如何でしょうか?